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【アーカイブ視聴】第2回 行政とメディアの誤用にNO!「アンコンシャス・バイアス」を正しく理解しよう
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【イベント内容】
「アンコンシャス・バイアス」は、自分では意識していないが、心の中に潜む歪みや偏りであるため、人間の判断に影響を与え、差別や格差の原因になっていることがあります。「性差別はなくすべき」と「意識」していたとしても、「無意識」の偏見は個人の努力ではなくすことが困難であり、だからこそアンコンシャス・バイアスが作用しないようなしくみや制度の構築が社会に必要なのです。
近年、男女共同参画局がアンコンシャス・バイアスを本来とは違った意味で普及させたことによって誤用が広がっており、次年度の中学校の道徳の教科書にまで掲載されてしまいます。この状況を懸念する心理学研究者有志のみなさんが昨年10月に、内閣府男女共同参画局長に対し誤用を正す要望書を提出しました。
11月の緊急イベントでは、その世話人である小林敦子さんをお迎えし、誤用の問題点とアンコンシャス・バイアスの正しい概念についてご説明いただきました。
第2回の続編でも小林さんをお迎えし、前回レクチャーしていただいたアンコンシャス・バイアスの基本的な概念から一歩進めて、「どうすれば差別・偏見を防止できるか」という視点であらたな方法をご提案いただきます。あわせて、要望書による働きかけの進捗状況もご報告いただける予定です。
アンコンシャス・バイアスを正しく理解し、ジェンダー・ハラスメント(性役割に関する嫌がらせ)のない社会につなげていきましょう。
【講師】
小林敦子(こばやし・あつこ)
ジェンダー・ハラスメント研究家。博士(総合社会文化)。元地方公務員。
誰もが生きやすい社会の実現のために、日本社会に根深く残る性別による役割の固定を「ジェンダー・ハラスメント」と定義し、それを防止するための実証的研究を積み上げている。2011年に博士号取得。
主な著書は『職場で使えるジェンダー・ハラスメント対策ブック:アンコンシャス・バイアスに斬り込む戦略的研修プログラム』(現代書館、2023年、日本応用心理学会齊藤勇記念出版賞受賞)、『ジェンダー・ハラスメントに関する心理学的研究:就業女性に期待する「女性らしさ」の弊害』(風間書房、2015年)。
現在はジェンダーのみならず、あらゆる偏見や差別解消に向けたトレーニング・プログラムの開発および教育機関や自治体等での講演活動を行なっている。