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【アーカイブ視聴】行政とメディアの誤用にNO!「アンコンシャス・バイアス」を正しく理解しよう

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【料金】500円(税込み) 【視聴期限】2025年2月28日 【イベント内容】 「アンコンシャス・バイアス」という言葉をご存じでしょうか?  ジェンダー平等や多様性に関心のある方は、よく耳にしているかもしれません。 アンコンシャス・バイアスは、もともと心理学の領域で研究され、米国を中心に発展してきた概念です。心理学的研究では、潜在的バイアス、潜在的ステレオタイプと呼ばれます。 アンコンシャスは「無意識」、バイアスは「歪み」「偏り」です。バイアスは「偏見」と訳されることもあります。アンコンシャス・バイアスは、自分では意識していないが、心の中に潜む歪みや偏りです。 数年前に医科大学の入学試験で女性が不利に扱われていたことが発覚しました。これは「男性のほうが医者に向いている」という性役割意識があるからこそ起こった事件です。あってはならない性差別に怒りを覚えた方も多いことでしょう。しかし、たとえば日常的に医者は男性しかいないと思っていないし、「男性のほうが医者に向いていると思いますか」と聞かれても「いいえ」と答えるのに、「医者=男性」「医者≠女性」という無意識的な結びつきを強く持っていることがあります。そしてそれは意識上に現れない場合があるのです。これをアンコンシャス・バイアスといいます。性差別意識はない、偏見も持っていない、それなのに、こういったアンコンシャス・バイアスが人間の判断に影響を与え、差別や格差の原因になっていることもあるのです。「性差別はなくすべき」と「意識」していたとしても、「無意識」の偏見は個人の努力ではなくすことが困難であり、だからこそアンコンシャス・バイアスが作用しないようなしくみや制度の構築が社会に必要なのです。 ところが近年、男女共同参画局が本来とは違った意味で普及させ、メディアやコンサルタントによって「気づいてなくそう」といった、個人の努力ばかりを促すような誤用が広がっています。この状況を懸念する心理学研究者有志のみなさんが内閣府男女共同参画局長に対し、誤用を正す要望書を提出しました。 このイベントではその世話人である小林敦子さんをお迎えし、誤用の問題点、そしてアンコンシャス・バイアスの正しい概念についてレクチャーしていただきます(質疑応答もあります)。 アンコンシャス・バイアスを正しく理解し、ジェンダー・ハラスメント(性役割に関する嫌がらせ)のない社会につなげていきましょう。 【講師】 小林敦子(こばやし・あつこ) ジェンダー・ハラスメント研究家。博士(総合社会文化)。元地方公務員。 誰もが生きやすい社会の実現のために、日本社会に根深く残る性別による役割の固定を「ジェンダー・ハラスメント」と定義し、それを防止するための実証的研究を積み上げている。2011年に博士号取得。 主な著書は『職場で使えるジェンダー・ハラスメント対策ブック:アンコンシャス・バイアスに斬り込む戦略的研修プログラム』(現代書館、2023年、日本応用心理学会齊藤勇記念出版賞受賞)、『ジェンダー・ハラスメントに関する心理学的研究:就業女性に期待する「女性らしさ」の弊害』(風間書房、2015年)。 現在はジェンダーのみならず、あらゆる偏見や差別解消に向けたトレーニング・プログラムの開発および教育機関や自治体等での講演活動を行なっている。

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